2007年6月16日土曜日

「謝ればいいと思ってないか?!」と言う男のホンネとは

 彼と素敵な関係を築こうと思うなら、多用したい言葉があります。 その中の一つが「ごめんなさい」。「謝ったら負け」なんて強情を張ると損です。 あなたの口から「ごめんなさい」が出るたびに、彼の愛が深まります。 この言葉には、愛を深める力が秘められているのです。
 エッチなセックスができれば愛されると思っている女性もいますが、男性はそこまで愚鈍ではありません。もちろん腰使いだって大事ですが、ほかにも大事なことがあります。
 女性の内面から生じる美しさにこそ、彼は感動するのです。
 「ごめんなさい」という言葉は、最も美しい二つの日本語のうちの一つです。 もう一つは? それはあとで出てきます。 とにかく機会を見つけては「ごめんなさい」と言いましょう。何かに失敗したら、チャンスだと思えばいいのです。「謝ればいいと思ってないか?!」と怒られたことのある人もいるかもしれません。でも、心配いりません。そうは言いながらも、彼はイヤな気分ではないのです。 よく思い出してみて。彼が激高したのは、本当に「何度も謝りすぎた」からですか? むしろ、素直に謝らなかったり、横を向いてブスッとした顔で「謝ればいいんでしょ、謝れば」と前置きしたり、「じゃあ謝るよ」の「じゃあ」が余計だったり、彼に責任転嫁しようとしたりしたときではありませんか? 二人の間に何かトラブルがあったとしても、どちらに責任があるかなんて気にする必要はありません。「ごめんなさい」と言ったほうが勝ちなのです。相手の愛を深めることができるのですから。
 間違ってはいけないのは、「すいません」ではダメだということ。 小刻みに頭を下げながら「すいません」を連発し、謝っている気になっている人がいますが、「すいません」は相手の心に届く謝罪の言葉ではありません。「すみません」や「申し訳ありません」は、公的な謝罪の言葉です。 私的な関係でそんな言葉を使われても、政治家の「遺憾に思います」と同じくらい、空しく響きます。大切な彼に対しては、「ごめんなさい」以外の言葉で謝るなんてありえないのです。 また、言うタイミングも重要です。マズイと感じたら、反射的に「ごめんなさい」と言うことです。 言い訳は必要ですが、先に言い訳をしてはいけません。「私にも言い分がある」みたいなことをごねてから、最後に「わかったよ、謝ればいいんでしょ謝れば」みたいな雰囲気で、横を向いて「ごめんなさい」なんて言うから、せっかくこの言葉が持っているパワーが活かされないのです。 だから彼も「謝ればいいと思ってないか?!」という態度になるわけです。
 男女関係は、戦いではありません。大切なのは、「どうすれば二人の関係がもっと深まるか」です。 あなたが豊かな母性で彼を受け入れ、真っ先に「ごめんなさい」と言うことで、彼もスーッと穏やかになります。 もちろん、相手が先に折れて、あなたが心穏やかになるという順序でもいいのですが、男性は闘争本能が強いので、折れるのに大きなストレスがかかります。 それに、「ごめんなさい」という美しい言葉は、口にした本人をさらに魅力的にしてくれるのです。 言わない手はありませんよ。

2007年4月30日月曜日

腰をちょっと後ろに反るだけで…

 椅子に座ったとき、腰が丸まってしまう人がいます。 あなたはどうですか? もったいない。女としての外見的な魅力を著しく損ねてしまいます。 反対に、腰を後ろに反ってみて。 そう、それが素敵な腰です。
 街や駅など、人通りの多いところで、行き交う人たちを観察してみましょう。 注目のポイントは、腰。背中から腰にかけてのラインを見てください。 反っている人と、丸まっている人がいます。もちろん、その度合いはさまざまですし、「ほぼまっすぐ」という人もいますが、印象としては「反っているか、丸まっているか」のどちらかに分類できるはずです。 どちらがカッコイイですか? 反っているほうが、明らかにカッコイイ。 腰は反るほどに伸びているのが自然だからです。 ほかの動物を思い出してみてください。腰が丸まっている動物はいますか?  恐怖に襲われた犬? 確かに、異常事態においては一時的に腰が丸まることがありますが、でも通常は伸びています。 腰が丸まってしまう姿勢は、直立二足歩行を獲得した人類が、付随的に取り入れてしまった不自然な姿勢なのです。 もっとも、腰の反り具合があまりに急激だと、腰痛の原因になります。何事も極端はいけません。
 腰を丸めた姿勢は、女の色気にとっても敵です。 浴室で体を洗っていると想像してください。想像ではなく、実際に今夜やってみてもいいでしょう。 両足の裏を床にぺたんとつけて、いわゆる「しゃがむ」姿勢で、首を前に倒して髪をがしゃがしゃ洗う。こうすると、腰が曲がります。 今度は、片膝立ちになって、腰を伸ばし、上半身をまっすぐに起こして、体を洗う。 どちらが色っぽいですか? 圧倒的に後者でしょう。 腰を伸ばすと、体幹部(胴体)とお尻が分化します。簡単にいうと、「ここがお尻」とわかるのです。 腰を丸めると、背中から腰、お尻にかけて、一体化してしまいます。魅力的な体を持った色っぽい存在ではなく、「なんかどっしりした、丸っこいかたまり」になってしまうのです。「ここがお尻」ではなく、「だいたいこのへんがケツ」という感じ。お尻はちゃんと分化していないといけません。 お尻の分化を際だたせるという意味では、ウエストがくびれていることも非常に重要だとわかるでしょう。ウエストのくびれは、妊娠していない証拠でもあります。 オスは「できるだけ種をまきたい」という播種本能がありますが、ムダとわかっている種まきはしません。ですから、基本的に妊婦に対しては欲情しないようにできているのです。 この点については、自分の体型を育てていく上できわめて重要なので、また詳しく後述します。 それから、勘違いされることが多いので今のうちにお話ししておきますが、「本能レベルで訴えかける要素」と「現実の個人的事情」はまったく無関係です。「もう妊娠する年齢じゃないし」とか「病気で子宮を摘出したから妊娠はしないし」という理由で、自分には当てはまらないと思ってしまうケースがありますが、「腰のくびれ=魅力」という関係はそんな個人的事情とは関係なく男性の潜在意識に働きかけます。 ですから、夢中にさせたいなら、ウエストをしぼり、腰を反って、お尻を分化させることが大切なのです。
 このように、腰は健康にとっても外見にとっても、きわめて重要な部位です。 いつもちゃんと伸ばし、少し後ろに反るような気持ちでいるだけで、実に魅力的に見えるのです。
 オナニーのときにも、腰を後ろに動かすようにすると、ウエストがセクシーにくびれますよ。

2007年4月2日月曜日

子育て能力の高さを誇示しよう

 彼とケンカするとき、どんなふうに振る舞いますか? 牙を剥きだして、「あんたって最低。謝ってよ」と怒鳴るタイプ? それとも、「私、悲しい」とうつむくタイプ? 今後もうまくやっていきたいなら、ケンカの内容にかかわらず、後者のタイプが有効です。 攻撃をして、たとえその場は「わかったわかった。おれが悪かった」と収まっても、長期的には何の得にもならないのは、実は理由があるのです。
 好きな男性の気を引きたいなら、忘れてはならない方針があります。「女としての能力の高さをアピールする」ことです。 たとえば、会社を経営している女性は、確かに優秀でしょう。でも、それだけでは、女としての魅力は伝わりません。ふだんはバリバリ仕事をこなしているのに、ふと細やかな気遣いを見せたときに、「わっ、イイ女」と感動されるのです。 強さよりも繊細さのほうが、男の本能をくすぐるのです。 そして、瞬発力よりも、持久力です。何かを長く続ける能力は、女としての能力の高さをアピールします。潜在意識的に、子育て能力の高さとして伝わるからです。 脚が速くてもいい。腹筋が割れていてもいい。ただ、それに加えて、「女としての能力の高さ」をアピールすることが、女として意識してもらうコツなのです。
 反対に、女性としての能力を疑わせてしまうのが、攻撃性です。 確かに、子育てに攻撃性は必要ありません。家族という集団を和やかに維持するにも、攻撃性は要りません。むしろ有害です。 彼とケンカをすることはありますか? どんなケンカをしますか? ケンカにもやり方があります。長期的に見て、二人の関係にマイナスになるようなケンカは、してはいけません。「なぜケンカをするのか」を考えれば、わかるはずです。二人の関係が大事だと思うからこそ、ケンカをするのです。 その意味で、攻撃性を示すのは損です。攻撃性はきわめて男性的な性質です。攻撃性が強ければ強いほど、女としての魅力が低く感じられるのです。 ケンカをする理由を考えれば、恫喝して相手を震え上がらせても、「なんか、イイ女じゃないよな」と思われたら負けです。 ケンカのときは、「あんた、どうしてくれんのよ」と相手を攻撃するのではなく、「悲しい」と自分の心情を吐露するのが賢明です。 攻撃性の爆発は、癖になります。攻撃をせずにいれば、時間はかかりますが、自分の中から攻撃性が少しずつ減っていきます。「イイ女だ」と思ってほしいなら、攻撃性はないに越したことはありません。
 攻撃性を減らして、〈女の武器〉に磨きをかけましょう。 女の武器というと、すぐに色仕掛けを連想する人がいますが、本当の女の武器は、そんなものではありません。 本当の女の武器は、持久力と繊細さです。個人差はありますが、一般的に男性が女性にどうしてもかなわないのが、この二つの能力です。 相も変わらずに淡々と何かを続ける能力と、細やかな気配りをする能力を磨けば磨くほど、イイ女であると印象づけることができます。

2007年3月24日土曜日

50.おでこを出そう

 あなたは明るい人? それとも暗い人? 明るい女性のほうが、明らかに愛されます。一緒にいて、気分がいいからです。 もっと明るく見せたいなら、簡単なテクニックがあります。 おでこを出すのです。
 すでにお話ししたように、女性はあまり開けっぴろげになると、魅力を損ねます。〈クローズドの原則〉を思い出して。 喉の奥まで見えるほど限界まで大口を開けて大笑いするよりも、半分程度にとどめておいて、あとはほほえむくらいのほうが好印象です。かといって、腕組みをして押し黙っているみたいに、完全に閉じているのは、堅すぎるし暗すぎる。 女性のやわらかさは、大きな魅力の一つなのですから。それに、暗いオーラをまとっていたのでは、一緒にいる相手を応援することもできません。暗い気分にさせて、落ち込ませてしまいます。 そこでお奨めしたいのが、「額を出す」という方法です。 前髪を作るのもチャーミングですが、額に光がまったく当たらないほど厚い前髪で隠してしまうと、暗くて神経質な印象になります。中には、頭部の前面のほとんど半分を髪で隠しているような人もいます。「鼻から下しか見えません」「横から見ると、顔がまったく見えません」みたいな感じ。 これでは、誰も話しかけたがりません。
 ただし、額を出したからといって、それだけで十分なわけではありません。「いつも額をぜんぶ出しているのに、暗いって言われるんですけど」という人もいます。男性の中には、頭髪がほとんどないのに、印象が暗い人もいます。 つまり、明るい表情が伴ってこそ、額を出す効果が発揮されるのです。それはそうです。「額を出して、顔が見えやすくなったと思ったら、出てきたのは暗い顔」では、まるで逆効果です。 そんな人にお奨めなのが、「額を出したまま、鏡を見る」方法です。 おでこを大きく出した自分の顔を見ていると、自然に最高の表情をしたくなります。ついほほえんでしまうのです。 ですから、とりあえず額だけ出したら、あとは何度も何度も鏡を見ましょう。あなたの表情が、日に日に明るくなるのがわかるはず。「額を出す」というのは、実は合気道の師の教えでもあります。「額を日光に当てないと、心が健康にならない」というのです。 額を出した自分の顔を鏡で見ていると、「心が健康になる」感じが実感できるでしょう。
〈明るい印象〉をあなたのトレードマークにしましょう。「あの人、いつもニコニコしているよね」「明るい人だよね」と言われるくらいになったら、潜在意識レベルで明るい人に変化しています。 外界からの刺激を、すべてポジティブに解釈することができます。 彼の言葉や態度にいちいち一喜一憂するのではなく、一貫して穏やかに幸せを感じるようになります。 明るい人は、周囲を幸せにする人なのです。

2007年3月19日月曜日

23.ぐにゃっと崩れる

 愛する彼に肩を抱かれたら、あなたはどうなりますか? 体を固くしてしまう? 初々しくて、いいでしょう。 でも、心を許した彼に肩を抱かれたときは、崩れ落ちましょう。
 ぐにゃっと崩れ落ちることで伝えられるのは、彼への信頼感です。しかも、最高に色っぽい。「腰くだけになってしまうほど、あなたは魅力的」というメッセージも伝わります。 もちろん、そんなメッセージを伝えるための演技としてではなく、彼に触れられただけで「もうだめ」になってしまう自分を、日々育てていくことが大切です。「彼に肩を抱かれたら、崩れ落ちる」ことを自分に許可する感覚です。そういう自分になるのです。 彼にもたれきれず、甘えきれずにいると、彼には「身も心も完全には委ねてくれていない」不足感が残ります。 たとえば、腕枕をしてもらったとしましょう。あなたは「頭の重みをすべて乗せたら、腕が痛いだろうな」と思って、首に少し力を入れて、彼の腕にかかる負荷を軽減したとします。 これが余計な気遣いなのです。よかれと思ってした気遣いが、彼を寂しくさせているなんて、やりきれないでしょう。 彼にしてみれば、全面的に信頼して身を預けてくれている証拠として、腕がジンジンしたり血行が悪くなったりするのであれば、そんなのは大歓迎。 体を開くときも、同じです。どこかに力が入っていて、抵抗感として伝わるようであれば、あなたの心が彼に対して全面的には開ききれていないということです。 ただし、彼の動きに抵抗する力と、あなたが自ら進んで動く力とは、まったく別ものです。自分から動くのは、むしろ必要です。 たとえば、あなたが仰向けに寝ていたとします。彼があなたの右肩を横から軽く押すようにしたら、あなたは自分から動いて姿勢を変えます。彼の手に重さがほとんど感じられないまま、くるりと体を反転するのです。これが、「任せきっている」状態です。 ボテッと横たわって、「さあ、私を動かして」という態度では、まな板の上のマグロです。 ぐにゃっと崩れることと、マグロのようにボテッと寝ていることとは、ぜんぜん違います。
「体の力を抜こうとしても抜けない」という人がいます。それは、まだその相手とセックスしていい段階になっていないのです。 子どもの頃を思い出してください。お父さんの背中におぶさって、眠ってしまったときのことを。自分自身の経験を思い出すことはできなくても、そんなシーンは想像できるでしょう。 完全にゆるみきっています。よだれまで垂らして。 これが信頼感です。「いきなり落とされるかも」とか「お父さんの腰が壊れないかな」みたいな心配は何もしていない。 こんな状態になれるくらい安心できる相手なのか、セックスする前の段階でちゃんと見極めなければいけません。
 さあ、彼に会う前に、練習しておきましょう。 肩を抱かれたイメージをして、ぐにゃっと崩れるのです。 今度会うときが楽しみでしょう。

2007年3月16日金曜日

1.あなたと相手が、胸と胸でつながっているという意識を持ちながら話をする

 大好きな彼に、あなたのことを好きになってほしいですか? 相手の気持ちをこちらに向けさせ、親しみを持たせる裏技があります。 相手と胸でつながっている意識を持ちながら話をするだけで、どんどん仲良くなれるのです。
 私たちには、実際の肉体とは無関係に、あたかもそこに何かがあるかのように感じられる部位があります。 有名なところでは、丹田があります。臍の十センチほど下で、中に少し入ったところにあるとされていますが、そこに具体的な臓器があるわけでもなければ、特別な組織が存在するわけでもありません。あくまでも〈意識〉です。 武術やスポーツの世界ではおなじみの正中線もそうです。体の中心をなす一線ですが、背骨とぴったり一致するわけではありません。やはり〈意識〉です。 このような存在は、総称的に〈意識体〉と呼ばれています。 もっと仲良くなりたいなら、胸の意識体を使いましょう。使い方は今から説明しますから、できるだけ正確に実行してください。 まず、自分の心臓を意識します。難しかったら、手を当てて鼓動を感じてみるといいでしょう。握りこぶし大の熱いかたまりがそこにあるとイメージします。 続いて、彼の心臓を意識します。同じように、熱いかたまりがそこにあるのをイメージしましょう。 この二つの心臓がつながっている様子を、できるだけリアルに想像します。 自分の心臓から熱くて赤い線がぐーっと伸びて、相手の心臓とつながる感覚です。彼のほうからもぐーっと迎えに来てくれるとイメージしましょう。心臓の大きさと同じくらいの太い線がイメージできれば最高です。 意識体はトレーニングによってどんどん上達しますから、最初からうまくいかなくても、がっかりすることはありません。 意識体は、顕在意識的には知覚されませんが、潜在意識にしっかり働きかけますから、彼と話すときは必ず胸同士をつなぎましょう。
「こんなに深く思っているのに」と、思いをわかってくれない相手を責める人がいます。「まったく男って鈍感なんだから」と嘆く人も。 気持ちはわかりますが、それはお門違いというものです。新聞が届かなかったら、それは新聞屋さんや配達員の責任でしょう。思いが届かなかったら、伝え方に問題があるのです。 見方を変えれば、「伝え方によっては必ず届く」ということです。どんなに鈍感な男だろうと、胸の意識体を使って相手とつながれば、ちゃんと気持ちは届くのです。 もちろん、届いたとしても、その思いを彼が受け入れてずっと大切にしてくれるかどうかは、あなたの魅力にかかっています。ですから、〈イイ女〉修行で妥協してはいけません。 本書は、潜在意識レベルで成長し、イイ女になっていくための本ですから、繰り返し読んでください。 それが〈イイ女〉修行の基本です。
 ふだんから魅力アップの努力を怠らないのは当たり前ですが、せっかく高めた魅力は、意識体を最大限に活用してアピールしましょう。 本物の魅力を前にしたら、彼はあなたに降伏するほかありません。モテる女になりましょう。